鍛え上げられた身体にブーメランパンツ、そこそこに凛々しい顔で何をするかと思いきや、
「そんなの関係ねぇ! はい、おっぱっぴー」
というギャグで一世を風靡した小島よしお。
彼がここまで人気者になったのは偶然ではありませんでした。
(いや、これらの要素がすべて組み合ったのは偶然かもしれないけど)
まず、芸人というのは「自分の芸」を覚えてもらうことから始まります。
「ほら、あの○○って芸する人、面白いよね」というテンプレートに入るのが最低条件なわけです。
「がちょーん」が流行った時代がありましたが、決して、この前の「フリの話題」が重要ではなく、この単語自体が重要でした。
なんといっても真似することが簡単で、しかも、その即効性はすさまじく、何はともあれ「がちょーん」というだけで、知ってる人は笑ってくれるくらいです。
小島よしおの場合、それが「そんなの関係ねぇ!」とあの動きでした。
特に、あの動きは、口を閉じたまま、「あれ」をするだけで、知ってる人は笑ってくれる機能性を持ち、言葉を発することができないマスコットキャラでも真似できる優秀性をドアラが証明したことでも有名です。
つまり、小島よしおの勝利は、このねたを思いつき、実行した瞬間から確定されていたものだったわけです。
しかし、いくら優れた「ねた」を持っていたとしても、ずっと同じことを繰り返していけば飽きられてしまうのも芸能界の怖いところ。
特に、彼の場合は「いじられキャラ」であって、「いじるキャラ」がいないと成立しない弱点も持っています。
「いじられキャラ」がピン(一人)で活躍できるのは難しく、それはジミーくんが違う世界に進出したことからもわかると思います。
小島よしおが今後どのように成功するのか。
それは、何故、ギター侍がギターを捨て、着物を脱いだかを理解できるかにかかっているでしょう。
今度は、「小島よしお」という芸人の「中身」が問われるステップなのです。